部位別塗り替え工法

外壁

外壁塗り替え工程

外壁の塗り替え塗装は、素地の荒れを修正し、上から塗る塗料の付着を良くする「下塗り」、パターン模様をつける「中塗り」、建物に色をつけ表面を保護する「上塗り」に大別されます。

下塗り塗料(微弾性下地調整材)

塗り替え塗装の仕上がりの良し悪しは下地処理を適正に行うことにかかっています。下地調整材には、劣化により荒れた旧塗膜の段差をなくすフィラー機能、上塗り塗料の付着性を向上し吸い込みむらを均一にするためのシーラー機能が求められます。
リフレッシュシステムで用いる微弾性下地調整材はこれらのシーラー機能およびフィラー機能と共に、素地に発生した微少なクラックに追従して塗膜表面へのワレの進行を防ぎ建物を守る保護機能を併せ持った、目に見えないところで力を発揮するまさに「縁の下の力持ち」です。

中塗り塗料(模様付け塗料)

旧塗膜の模様パターンを変更する際やリシンやスタッコを玉模様に変更する場合などに、吹付タイル(中塗り)を用いて吹付模様付けを行います。
旧塗膜のパターンを生かす場合や単層弾性による防水仕上げ(波模様パターン)の場合には中塗りは行いません。また波模様パターン仕上げでは微弾性下地調整材を下塗、中塗兼用に用いてパターン付けを行います。

上塗り塗料(仕上げ塗料)

上塗り塗料には、仕上がりの色をつけると共に美観を与えそれを維持するための機能が求められます。上塗り塗料は、耐候性によるグレード分けと単層弾性塗料(防水仕上げ)に分けられます。
また、施工条件によっては溶剤系塗料や溶剤系でも臭いの穏やかな弱溶剤系の選択も可能です。

内壁

日本の住宅の内装仕上げの約8割に壁紙が使用されており、その9割が塩化ビニル製壁紙です。近年、室内環境問題がクローズアップされ、壁紙やその接着剤から発生する有害な可塑剤やホルムアルデヒドなどの揮発性有機物質が問題となり、また、古い壁紙は焼却処分の際、ダイオキシンの発生原因となり大きな社会問題となっています。内壁塗装用として、室内環境や地球環境にやさしく省資源にもつながる、新時代のシステムを用意しております。

上塗り塗料

一般品

水性アクリル塗料、弱溶剤アクリル塗料共に耐水性にすぐれていますから、浴室や台所の壁など、水のかかる場所でも安心です。また、すべての塗料が防カビ剤入りで、カビの発生が少なくなっていますが、より強力な防藻、防カビ工法で施工することも可能です。

低VOC、低臭タイプ

水性でVOCがほぼ0、においもほとんどない室内環境にやさしい塗料です。

光触媒入り塗料

低VOC、低臭に加え、ホルムアルデヒドの吸着・分解機能やアンモニアなどの悪臭の消臭機能を付与した高級品。

機能性下塗り塗料

室内環境対策、ヤニ、シミ止め

VOC(揮発性有機化合物)がほぼ0でにおいもほとんどない室内環境にやさしいシーラーです。居住中の住居や営業中のレストラン、病院、学校、事務所などの内壁塗装の下塗りとして最適です。
ビニルクロス面や、壁に付着しているタバコのヤニ、水性のシミ止めの塗り替え用シーラーとしても適しています。

屋根

屋根は太陽光による紫外線や熱、雨、雪、霜などの自然条件を直接受ける厳しい環境におかれています。このような自然環境に対応するために、屋根塗り替えシステムでは耐久性が高く、屋根の素材に応じた適切な塗料と工法を取りそろえています。屋根材には大きく分けて、新屋根材(カラーベスト、コロニアル等)、セメント系瓦(セメント瓦、スレート瓦)、トタン屋根の3種類があります。

新屋根材の塗り替え

カラーベスト、コロニアルなどの新屋根材は、新設時に工場で水性の塗料が塗装されています。
塗り替えの際にはこれらの塗膜に悪影響を与えない水性塗料または弱溶剤型塗料で塗装をします。

セメント系瓦の塗り替え

セメント系瓦は新屋根材と同様に無機質素材でできています。新設時に現地塗装されているため、元に塗られていた塗料との付着性と無機質素材への付着性が要求され、新屋根材と同様の塗料を用いて塗装します。風化が激しい屋根材や塗膜のハガレや荒れ、欠損の多い場合には、下塗りに屋根材用下地調整塗材を塗装します。

トタン屋根の塗り替え

トタン屋根の場合、塩ビ鋼板、ガルバリウム、ふっ素鋼板、旧塗膜が脆弱で塗装の際に溶解する恐れがある場合など、素材・状態によって使用する下塗り材が変わってきます。
また、入念な素材調整が必要となります。上塗りにはトタン専用の塗料が必要となります。